3か月で10キロ痩せられるアンチエイジングダイエットを指導しています下元です。
世界にはブルーゾーンと言われるところがあります。
やたらに健康的で長生きな人達が住むところのことを指します。
日本では、戦前の沖縄が超有名!
ですが、今日紹介いたしますのはギリシア正教会の高野山、アトス山の修道士たちの話です。

この人達は、極地のイルカやクジラ、そしてγ線をいくら放射しようともガンに罹患しないハダカデバネズミの係累(けいるい)なのです・・・
つまり、ガンやその他の文明病、糖尿病とか白内障とか骨粗鬆症とかボケとか心臓病とかエトセトラ、歳を取ると憂鬱になってくるほど頭をもたげる病と無縁の人生を送っています。
彼ら、ブルーゾーンに住む人達の共通する特徴はある習慣にあります。
食べすぎないこと!
そして、それは、単純な断食やカロリー制限とも違うのです。

アトスの修行僧は肉や乳製品、そして卵を殆ど食べません。
祝い事の席のときにのみ外世界から持ち込まれていただく程度です。
肉っぽいものといえば、豊かな解散資源に恵まれていますので、タコや貝などの珍味を食するようです。
が、しかし!
魚は食べません。
食べるとしたらそれも祝いの席などでいただく程度です。

ここに重大な秘密があります!
全てとは言いませんが、無脊椎動物の肉はアミノ酸組成が脊椎動物のものとは違うのです。
そして、卵や乳製品とももちろん、決定的に違う!
結論を言えば、この食生活がかれらのm-TORという遺伝子群の発現を抑え、またIGF-1ことインスリン様成長因子というホルモンの分泌を抑えている。
これはカロリー制限でも得られる効果ですが、カロリー制限では栄養面や食欲コントロールの側面などなど越えられない障壁がたくさんあります。
アトス山では硬いパンと紅茶もよく嗜まれますが、決まった時間内の摂取であれば特段、炭水化物やカロリーの摂取制限は設けられていません。

優れたブルーゾーンの習慣、今回の場合は宗教の戒律という文化に支えられて意義のある、意味のある食事コントロールメソッドがあるということを紹介しました。
ラマダンなどはより皆さんの間にも知名度はあってご存知かとは思いますが、古くより民衆の救済、とくに健康面を考えて長い年月の間に陶冶されてきた馬鹿にならない教えと知恵が眠っています!
近代化という現象によってそれらはバカにされてきた節がありますが、今、それらは見直されるべき時期に来ているのかもしれません。
事実、科学者たちの統計データによって、アトス山では文明病、ガンを筆頭とする病に障害罹患する確率が極めて、著しく低いことがわかっています。

さて、なぜ下元式ではダイエットにおいてアンチエイジングを持ち出すのか、少しずつ見えてきませんか?
生物の遺伝子から始まるメカニズムはいまだに未解明の部分が大きく、先程のブルーゾーンから学ぶことも未だに多いのですが、健康と若返りと不可分にあるのはほとんど確からしいのです。
言い換えると、肥満というのは不健康の証であり、不健康であることは肥満へとつながると言っても言い過ぎではないのです。
ともあれこの複雑怪奇なシステムを自分だけで運用される気なら、それは修行僧の世界をなめ過ぎというものでしょう。