下元式ダイエットの下元です。
昨日の記事の続きです。
タンパク質ターゲットの上昇がダイエッターに悲劇となって降り注ぐ話でした。
すべての生物はタンパク質ターゲットというタンパク質摂取量の上限が定められていて、それを超えてカロリー摂取は出来ないように本能的、進化学的に制御されている。
恐ろしいことに、高タンパク質食は糖質と同等以上の耐糖能異常、インスリン抵抗性を発生させ、結果としてインスリンに拠る筋力維持効果が薄れ、ますます高タンパク質食を欲するようになる。
これがタンパク質ターゲットの上昇とその後の悲劇的転落の顛末だと紹介しました。

下元式では高炭水化物食と低タンパク質食を勧めています。
それではクレブス回路が稼働しないという主張の人に対しては、メチオニンをカットしたりAMPKを活性化させることで間接的にTOR不活性をうながし、もってタンパク質循環をおこすことでちゃんとATP産生が正常に行われると反論します。
要するに、そんな事を言う人達は脳まで筋肉になってしまっている何も知らない人なのです。
意味不明でも、いまならChatGPTに聞けば彼らか私か、どちらが圧倒的に整合的理論を主張しているか一目瞭然でしょう。
結論を言いますが、高タンパク質食と高脂質食に拠るダイエット、某大手Rザップなどが行っているプログラムを筋トレが好きでも得意でもない一般人にやらせれば、高確率でリバウンド、最悪は耐糖能異常を発症する・・・つまり肉食で2型糖尿病になるということです!

なんどでも、この場から逃げずに下元の野郎は主張し続けます。
無分別な高タンパク質食は危険極まりない!
腎臓が悪くなるとかそういう事を言っているんじゃないんだ。
統計的に耐糖能異常や炎症レベルの急上昇、ひいては染色体や細胞核の構造を破壊しそれが老化とその後の各種文明病の原因になっているのです。
トドメに言っておきましょう!
旧来型の栄養学では理解できないはずです!
数学と数理科学を導入した「栄養幾何学」のパラダイムに基づけば、高タンパク質食と低炭水化物食の組み合わせは早死を決定的にします!
目を白黒させてるそこ断糖野郎!今すぐGPT4に聞いてみろ、全部本当だぞ!

さて、賢い皆さんはすぐさまタンパク質ターゲットを下げる方法を導入するべきでしょう。
昨日の記事ではそれは絶望的だと言いました。
はい、絶望的です。
なんで引退したレスラーとか途端に運動しなくなった元力士がブックブクに太ったままなのか?
なぜ某大手のプログラムからはあんなにも(有名人を含めて)リバウンド者が出ているのか?
すべて彼ら彼女らのタンパク質ターゲットが異常値に達していて、それがそのまま脳のプリセットとして引き継がれているからです。

だから言うたやんけ・・・。
もともと筋トレが好きだったり特異な人ならともかく、こんなにもタンパク質をそれもメチオニンやBCAA豊富な動物性のものをガンガン勧めてしまって。
何十年後かにあんたらマジ戦犯だよ?
マジ卍公害だからねこれ。

その昔、極点探検隊の船で食料不足が発生し、そこに唯一あったウサギ肉をやむなく食べ続けた恐ろしい話があります。
ウサギ肉は脂質をほぼ含みません。
よって、必要なカロリーを満たすために探検隊たちは気持ち悪くなりながらもウサギ肉を食べ続けた結果・・・
「タンパク質中毒」を発症しました!
そして、ついに、人間同士の共食いが始まることに・・・

話がそれましたが、今後の記事でもパレオダイエットや原始人ダイエットがいかにだめなものであるかを紹介していきます。
論より証拠。
ヴィーガン級に頭が悪すぎますが、なによりそいつら続けられてるんでしょうか?
ヴィーガンと同様、低炭水化物食を続けていると代謝異常が起こり始めるはずですが・・・。

さぁ、タンパク質ターゲットを下げましょう!
方法はかんたん。
食欲を制すれば良い!
結論から言います。
人の食欲は5つの要素からなり、これ以外の不足で飢餓感を覚えることは進化学的にありえません。
その5つとは、タンパク質欲求、脂質欲求、炭水化物欲求、カルシウム欲求、ナトリウム欲求。
ビタミンCが欠乏しても飢餓感を覚えないのはこのためです。(で、昔の船乗りたちは脚気になって死んでいったわけです。)

さて、タンパク質ターゲットを下げるわけですからタンパク質はほとんど取れません。
脂質欲求を満たしすぎるとデブってしまいますし、炭水化物欲求は良質な繊維質を多く含むものでなければ血糖値の急上昇をまねいてそれはそれで良くないですね。
ここでさらに、食欲を制する武器を投入します。
旨味と、胃の膨張感です!
旨味は2大カテゴリーに分けられ、グルタミン酸と呈味性ヌクレオチドがあります。
両方を例えばスープなどにわずかに溶かすだけで脳のタンパク質欲求が収まっていきます!
また、胃の膨張感はそのままで、スープや繊維質の葉物野菜などでお腹いっぱいにしてあげると脳内の側坐核やVTA領域のドーパミン経路を発火させる電気信号が送られます。
満腹ホルモンのレプチンとともに食欲を抑えてくれます。

そしてこれを長年続けることです。
そう、これが絶望的だといった理由の根本です。
高レベルになってしまったタンパク質ターゲットの脳内プリセットを正常値に戻すのは長い時間と根気がいります。
本当に、いつのまにかそこらじゅうでタンパク質を手に入れられるようになり、アジテーション、デマゴギー、プロパガンダで満たされたマーケティングに嫌になりますね。
60代以降の高齢者は自然な形でタンパク質ターゲットが上がり、サルコペニアなどを防ぐ目的でプロテインを摂取することは理にかなっていますが、15歳から59歳までのタンパク質ターゲットは15%です。

(´・ω・`)
もう言うことは全部言った。
それでも高タンパク質食がいいというかたは、どうぞ、ご勝手に。
「本当のことを言えば、世界の半分を凍らせる。」ー吉本隆明(吉本ばななのお父上です)ー
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