ここつくばみらい市には、インドカレー屋がないのでござる。
つくば大学方面ならば、相当奥まったところまで行かないと無い。
うってかわって、守谷方面には集中的に林立している。
じゃけん、思い立ったら、自転車ででかけてしまう下元さん、10キロ離れた守谷市まで20分で到着してしまう。
チャリだよ、バイクとかじゃなくて。
TX脇の道は直線とはいえど何度も坂を越えねばならぬ難所。
タンドゥーリから出てきた焼き立てのナンを思うとドーパミンが溢れかえって、信じられないスピードを出しまくってしまった。

ところが、インド人でも食わない超激辛ホットなマサラを頂こうとドアを開けると、
「イマキューケーチュウ!!」
って、日本的ホスピタリティー感まったく皆無な異国のおやっさんが、そこだけ割と流暢に発声してきた。
いや、店の札オープンって書いてあるやん。
エキゾチックな食文化体験ではつきもの、こんなんで怒っちゃダメ。
出鼻を完全にくじかれて、なんかフラフラと隣りにあるニトリに吸い寄せられて行って、みつけちゃった。
箱なしのジューサー。
特価で一個しかなかったので引っ掴んできた。

前回摘んでからしばらく、ベリーがまたいい感じに熟している。
買ってきたバナナと桃缶と合わせて、ミックスジュースにしちゃおうか!

ナンじゃなくても良かったらしい。
小麦が食べたかっただけなのか、スイッチが入って、突如パン生地を作り出してそこからベイキングしだすアスペルガー。


オール、一からのハンドメイド。
ジュースも出来た。
酸っぱいベリーのアクセントが程よい。

僕は、なんでもかんでも原料から作れてしまうので、純粋に食事と呼べるものにおかかる食費は月5000円もしない。
ケチとか倹約してるとかじゃないんだけど、気づいたらこうなっていた。
そしてふと思うことには、現今の世情、不景気だと言われているけれど、増税に悩まされることもあるだろうけれど、流通通貨の安定感と物価を勘案すると本当に必要な出費ってあんまり無いよねって。
家に帰り着くまでにどれだけの商業主義的誘惑を目撃したことか。
こういうものにリソースを取られまくって、ほとんどの人は何もなすことなく今生を退場するのか。
本当に重要なのは価値だとおもうのですが・・・自分にとっての価値。
僕は、本当に必要なものしか手を出さないので、だから遠くても自転車で出かけるときは出かける、そして用がなくなったらさっさと家に帰ってくる。

ついに、このみらい平に、業務スーパーまでオープンするそうな。
珈琲問屋さんもあるの、ますます金を使わなくなる。
いや、金はね、主にビジネスで使ってるんですよ、常人が信じられないくらいに。
お金は、価値から流れ出てくる副産物に過ぎない。
だから、僕にとってもっと欲しい物、それは固有時の時間。

固有時の時間とは独白の時間。
リベラル民主主義イデオロギーに拠って、みんな個人主義で自由になったと思ってるみたいだけど、実際には個々人はなんらかの社会的役割、集団への所属、帰属によってうんざりするほどの折衝と軋轢を毎日経験している。
誰彼と自他の立場を考えて発言しなければならない制約を逃れて、ドストエフスキーの「しろくま」バリに辛辣で悪辣なアイデアまで封殺せずに、そいれらを下意識から組み上げてきては言葉にしてみる自己対話の時間。
・・・
あの異国のおやっさん、うぜぇ(小並感)。
(↑なんだコイツ)
やっぱり、カレー食べそこねてオコみたいです。
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