もと百貫デブが、陰キャの社畜中年期でもバキバキ細マッチョ体型をキープに成功できるダイエット法の下元です。
ダイエットとは、食べ過ぎとの戦いです。
だけど、それを認めることができる人は、なかなかいません。
ちゃんとカロリー計算をすれば、その日に食べたり飲んだものを全部紙に書き出せば、どうみたって食べすぎていることがわかります。
何度も言いますが、肥満は食べ過ぎが第一の原因です。

そうは言っても、食べたいんだもの、仕方がないじゃない!
わかる!その気持、感情、僕にはわかります!
実は、あなたは間違っていない。
その食べたくてしょうがないっていう衝動は、全部脳が作り出す幻影です。
そいつをやっつければ、あなたは必ず痩せられる!

でも、実はほかに、もっと大きな罠が待ち受けている。
そもそもその衝動を生み出すほどに食べ始めたきっかけってなんなのか?
それが肥満につながる程に継続されてしまった、数年から数十年になってしまった理由ってなんなのでしょうか?
これを解き明かし、真のラスボスを攻略する方法を伝授するのが今日の記事です。
これを、ネットミームの「ドゥーマー」から解き明かすことができます。

ネットミームってわかりますよね!
最近だとネコ・ミームが大流行ですが、私のYouTubeアカウントも8割方ネコ・ミームで埋め尽くされています。(笑)
さて、ではネットミームの一つである「ドゥーマー」とはなんなのか。
下段イラストを見ていただくとわかりますが、自分の人生に希望の光を見いだせなくなってしまった米国の若者、Z世代以降のアイコン的存在として書かれているキャラクターです。
2018年頃から出てきて、派生キャラがいっぱいいて、おそらくは見かけたことのある読者さんも少なくはないんじゃないかと思います。

「ドゥーマー」はアメリカのベビーブーマー世代をキャラ化した「ブーマー」に対するキャラとして描かれています。
私は1985年1月生まれ、日本がバブル景気に突入した年に生を受けましたが、なので90年代という消費と浪費のキワミの時代、アメリカ人的な、「ブーマー」的な人生観や生き方というのが肌でわかるような少年期を過ごしました。
小学生が2~10万円もするナイキのシューズ、エアマックスを履いて登校するのが当たり前で、シューズのエアが入っている箇所をナイフで突き刺されるというとんでもないイタズラが横行した、Z世代には理解不能な世界でした。
いや、これ、本当の話なのですよ。
私は、ついこのあいだまでこういうクレイジーな世界を当たり前、所与のものとして子供時代を過ごしたのです。

言い換えれば、「ブーマー」の感覚というのは、自分の将来も先の世代のことも知ったこっちゃない、今が楽しければそれでいい、過剰な消費と浪費のキワミを謳歌させてくれる社会が当たり前な時代をのうのうと生きることがジャステイスなのです。
歴史を紐解いてもこんなにクレイジーな時代は他にないでしょう。
つまり、あぶく銭、社会に溢れたお金で楽しむだけとことん楽しむという刺激MAXな世界、社会だったわけです。
一方、「ドゥーマー」の見ている世界は違います。
若干20代前半にありながら、もうあらゆるものに感動できない、日々目の前の無機質な社会の流れに自分を合わせるだけ、夜になるとおそってくる得も言われる不安にさいなまれ、たまらず今夜もタバコを咥えて夜の通りを徘徊する、これが「ドゥーマー」です。
日本の若者、いや、もっと上のミレニアル世代以降にもこの「ドゥーマー」の感覚は強く当てはまります。
得も言われる不安にさいなまれるというのは誰にでもある現象ですが、原因ははっきりしています。
「ドーパミン」不足です。
あらゆる理由から、ドーパミンが不足するとそれを補うための行動を取ります。
それは「刺激」を求めることです。

ちょっと話がそれますが、「民族とナショナリズム」という人文科学の名著、著者のアーネスト・ゲルナーがその不安の大きな正体を明かしているので紹介しましょう。
ちょっとまえまでは人類は農耕を営む社会にあって、そのころは世界中が階級、階層でわかれてくらしていて、実はそのほうが人々の心は安定していた。
しかし、産業社会になると「永遠に終わらない椅子取りゲーム」がはじまった。
国家が階級を破壊し、つねに流動的になった市場で、誰も彼もが生産性を上げることを求められてたった一つしかない勝利者の席を求めて争い合う世界、それが近代である。
ここでやっかいなのは、伝統的宗教は骨抜きにされ、みんながそれぞれ属していた安定的な共同体が壊されたことで、人々にえもいわれぬ心理的不安をつねに抱かせるようになったのです。

結果として、イデオロギーにもとづく戦争がおこったり、新興宗教が蔓延したりするわけです。
さてさて、長くなりましたが、では肥満の真のラスボスとは何なのか、結論を言いましょう。
その「得も言われぬ不安」がラスボスです!
「ドゥーマー」が、夜な夜な、タバコを咥えてエレジーを聞きながら暗がりの通りを徘徊するりゆうはなんでしたっけ?
「刺激」が欲しくて、「得も言われぬ不安」をなんとかしたかったからですよ。

全ては共通しています。
「肥満」へいたる過食も同じことです。
「得も言われぬ不安」に基づくなりふりかまわない過食による「刺激」をもとめて、激太りの道を行ったのです。
この不安は、対症療法ではどうにもなりません。
なかには気合と根性のコーチングやメンタリングが効く人もいるかも知れないですけど、じゃぁなんでこんなに肥満は世界に広がったまんまなんでしょうか。

私、下元詔史には過食へ至るその気持、やめられない衝動に対する苦しみ、自己卑下、そのすべてが分かるつもりです。
だからこそ、とどけたい!
真に、その「得も言われぬ不安」を解消するには、「相対化」しか方法はないのです。
誰もが一生涯、孤独な旅人となってしまった産業社会で、新興宗教にも、消費と浪費のキワミにも、過食などの刺激にも頼らずにすむ「相対化」のやりかたとは!?
お客様の声
お問い合わせはこちら